鳥山明「DRAGON BALL」のステージイベントが、本日12月21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2025」内で実施された。
イベントが開演すると、Vジャンプ編集部でドラゴンボール宣伝隊長を務めるビクトリー・ウチダの呼び込みで、アニメ「DRAGON BALL」シリーズで孫悟空役を演じる野沢雅子、「DRAGON BALL」シリーズのエグゼクティブプロデューサーを務める伊能昭夫が登壇。今年40周年を迎えた「DRAGON BALL」について、3人はその歴史の長さを感慨深げに振り返る。その中で、何十年と風邪を引いていないという野沢は、孫悟空のような強いマインドが元気の秘訣であることをアピールした。
現在、「DRAGON BALL」シリーズではTVアニメ「ドラゴンボールDAIMA」を放送中。来場者の中にもたくさんの視聴者がいることを確認し、野沢は孫悟空の声でその喜びを言葉にした。ここでステージには「ドラゴンボールDAIMA」で界王神(ミニ)役を演じる小林由美子、グロリオ役を演じる内山昂輝、パンジ役を演じるファイルーズあいが登場。「ドラゴンボールDAIMA」のキャラクターを深堀りしていくコーナーでは、野沢が悟空のセリフを披露すると、そのたびに“ファン代表”としてここにやって来たという小林は、立ち上がって野沢に頭を垂れる。内山はグロリオのミステリアスな部分、ファイルーズはパンジの姫でありながら気取らない性格について、それぞれ印象を語った。
続いては「ドラゴンボールDAIMA」より、お気に入りのシーンについてキャスト陣がトークを繰り広げる。野沢は第1話で悟空が小さくなるシーン、小林は悟空と界王神が復活虫を手に会話をするシーン、ファイルーズは悟空が家庭を持っていることを知ったパンジが驚くシーン、内山は悟空とグロリオのバトルシーンをそれぞれ挙げ、野沢は自身が考える“孫悟空像”についても考えを明かした。
さらにイベント内では鳥山による未公開設定画を公開。魔人クウと、「ドラゴンボールDAIMA」第11話に登場したばかりの魔人ドゥーの立ち姿のイラストが披露された。
そのほかイベント内では新情報も発表。マンガ「ドラゴンボール超」の読み切りが2025年2月20日発売のVジャンプ(集英社)に掲載されることが告知される。
また最強ジャンプ(集英社)で展開されている、「DRAGON BALL」全42巻の表紙をモチーフにしたイラストをさまざまな作家が描き下ろす企画。最終42巻は尾田栄一郎が執筆し、2025年1月4日発売の最強ジャンプ2月号に掲載される。この全42巻分のカバーイラストがダブルカバーとなり、全巻を収納したBOXで登場することも明らかに。鋭意制作中となり、続報は追って発表となる。
そしてイベントの最後には、キャスト陣からひと言ずつメッセージが贈られる。最後は野沢のかけ声に合わせて、会場全体でかめはめ波を打ち、会場がひとつになった。
(コミックナタリー)