古舘春一原作によるTVアニメ「ハイキュー!!」が、日本のアニメコンテツを活用し東京都内各所を巡るデジタルスタンプラリー「TOKYOアニメツーリズム2025」とコラボレート。その開催を記念したトークショーが、本日1月26日に東京・藤久ビル東5号館で行われた。
「TOKYOアニメツーリズム2025」は、専用のアプリを使用して都内15カ所のスポットを巡るデジタルスタンプラリー。各スポットでポイントを獲得することで、「ハイキュー!!」とのコラボアクリルスタンドや大型缶バッジ、クリアファイルといった商品をもらうことができる。各スポットではAR機能を使用してキャラクターたちと写真撮影することも可能だ。スタンプラリーは3月9日まで。グッズの受取方法などは公式サイトを確認しよう。
トークショーにはTVアニメ「ハイキュー」で日向翔陽役を務めた村瀬歩、「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」シリーズで7作品にわたり日向を演じ、今では「劇団『ハイキュー!!』」の演出を担当する須賀健太、「ハイキュー!!」のファンとしてよゐこの有野晋哉が参加。村瀬と須賀は烏野カラーの黒とオレンジを基調とした衣装に身を包み登場した。
有野から日向という役を演じるうえで面白かったポイントを聞かれた村瀬。「初めて主役をやらせていただいたのが日向でした。普段お酒を飲んでいるとき以外は自然体な自分に対して、日向はいつも熱があるキャラクターだったので、そのエネルギーを理解するのが難しかったです」と話す。また会話に擬音が多い日向の影響を受け、村瀬の日常の会話にも擬音が増えていったことも明かした。作品の世界に入ることができるのならどの高校に入りたいかを問われると、村瀬は白鳥沢を選択。「ウシワカちゃんっていう5本の指に入る強いスパイカーがいて、その周りには奇天烈だけど優しい先輩たちがいて。チームとしてすごく好きですね。あと声が低くて強そうな人が上にいると勝てそう(笑)」と説明した。
須賀は日向役として舞台に立った日々を「大変でしたね」と振り返る。「青葉城西戦と白鳥沢戦が1本の舞台になっていたこともあって。そのうえで1日2公演あったので、1日6時間“試合”をしていてハードでした。本当の部活ですよね」と当時を思い返す。入ってみたい「ハイキュー!!」の高校については、自身が東京出身なこともあり音駒高校をチョイス。有野が「偏差値とか出ているのかな?」と話すと、村瀬、須賀ともに偏差値が高そうな高校だと話し、須賀は「一芸推薦で行こうかなと思います」と笑いながら話した。また1番好きなシーンとして、白鳥沢戦で勝利の1点が決まった後のシーンを挙げる。「『勝ったけど、本当に勝った?』ってなる空気感が舞台上にも満ちていて。公演数は多かったですけど、毎回そうなっていました。青城戦では、烏野が負けるという結末を知っていますけど、舞台上では毎回『負ける気がしない、今日勝てるんじゃないか?』という気持ちで作品に入り込んでいましたね」と振り返った。
スタンプラリーをまだ巡っていないという村瀬と須賀が、実際にスマホアプリを操作する場面も。スタンプラリーのスポットの中で行ってみたい場所を聞かれると、村瀬は多摩動物園をチョイス。かつて上京したてのときに多摩地方に住んでいたという村瀬だが、未だに多摩動物園には行ったことがないと明かした。須賀は「聖地的な意味でも東京体育館に行ってみたい」と述べる。また駒沢オリンピック公園も興味があると言い、「(駒沢オリンピック公園は)ラーメンフェスタでよく訪れているのですが、それ以外で行ったことがないので行ってみたいですね」と語った。
スタンプラリーを事前体験した有野によるレポートも会場で発表される。ひがしんアリーナを訪れ、アタックを意識したポーズで映る有野の写真が会場のモニターに映し出されると、須賀から「アタックのときの左手が違いますね」とツッコミが飛ぶ場面も見られた。勝負の神社として知られる根津神社や上野恩賜公園の白鳥などを訪れ、東京に住んでいながらも意外と知らない場所が多いと話す有野。村瀬は、高尾山から多摩動物園などを巡って西から攻めるのもありだと語る。そういったコース取りが苦手だと話した須賀は、このスタンプラリーを機にコース取りを学びたいと話した。
都内各地に赴くスタンプラリーにちなみ、旅行やお出かけに関するトークが展開されると、村瀬は普段、マンションの基礎工事現場巡りを趣味としていることを告白。「建築計画の看板の写真を撮って、その土地に何が建つのか調べたりします。坪単価を調べて、昔の値段と比べたりとかもしています。自分としてはプチ旅行的な感じ」と話す。普段はインドア派な須賀は、地方公演で1人居酒屋を開拓しているそうで、年配の店主とさざえの壺焼きの正しい焼き方について話していたが、言葉が聞き取れずなかなか会話にならなかったというエピソードを披露した。有野は仕事で青森や北海道を度々訪ねていると述べ、「1回ロケで行ったところには、1カ月後くらいにプライベートで訪れますね」と回答。「(ロケをしたお店に)後日訪れることはなかなかないから、好感度が上がるんですよ(笑)」と言うと、村瀬と須賀からは「それは言わない方がいいですよ!」と総ツッコミを受けていた。
デジタルスタンプラリー「TOKYOアニメツーリズム2025」
時期:2025年1月18日(土)~3月9日(日)
グッズ受け取り場所:東京都 東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA、アニメ東京ステーション
スタンプラリースポット
1ポイント獲得スポット
・潮風公園
・駒沢オリンピック公園
・東京体育館
・ひがしんアリーナ
・上野恩賜公園
・羽田空港
・根津神社
・アニメ東京ステーション
・東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA
2ポイント獲得スポット
・大國魂神社
・立川まんがぱーく
・井の頭自然文化園
・多摩動物公園
・鶴間公園
・高尾山
(コミックナタリー)