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静野孔文監督×貞本義行キャラデザの長編アニメ映画「アズワン/AS ONE」今夏公開

2025/3/4 08:00

劇場版「名探偵コナン」シリーズで知られる静野孔文が監督を務め、「新世紀エヴァンゲリオン」「時をかける少女」の貞本義行がキャラクターデザインを手がけるSF長編アニメーション映画「アズワン/AS ONE」が、2025年夏に公開される。同作ではスクウェア・エニックスのアーケードゲーム「星と翼のパラドクス」を原作に、完全オリジナルストーリーが展開される。

「アズワン/AS ONE」は「星と翼のパラドクス」の物語の20年前を描く前日譚。スクウェア・エニックスの「映像化するなら、ゲームの内容にとらわれずに、面白いものを作って欲しい」という意向を受け、静野監督がアイデアを構築し、脚本家とともにオリジナルストーリーを紡いだ。貞本は原作でもキャラクターデザインを担当しており、映画制作にあたってキャラクターをすべて刷新している。

主人公はミュージシャンを目指す高校生・ヨウ。夢を反対する親とバンド仲間の人間関係に悩んでいたヨウだったが、ある日脳内に「助けて!」という声が響き、白い光に包まれる。一方、宇宙に浮かぶ巡星(めぐりぼし)では、エネルギー源を巡る長期戦争を繰り広げていた2つの国が休戦調停式を結ぼうとしていた。そんな中、落下する巨大軌道デブリに対応していたロボット整備士・ラコが昏睡状態に陥り、意識の中でヨウと出会うところから物語が動き出す。タイトルの「アズワン」は日本語で「ひとつになって」という意味を持っている。

静野は作品について「ゲームセンターで熱狂したファンはもちろん、原作を全く知らない方も深く没入できるストーリーが展開されます」とコメント。内容について「物語の中心となるのは、主人公(ヨウ)が奏でる旋律です。彼の歌声が時空を越え巡星に届くとき、原作では語られていなかった、数々の謎が解き明かされていきます」と言及した。

2枚のイメージボードと、1枚のコンセプトアートも公開された。イメージボードには、ヨウと遠い星で生きるラコが幻想的な空間で出会う様子と、迫力あふれるロボットの姿が描かれている。コンセプトアートでは作品の美しい世界観が表現された。

静野孔文監督コメント

この作品は、原作の壮大な物語へと繋がる前日譚であり、ゲームセンターで熱狂したファンはもちろん、原作を全く知らない方も深く没入できるストーリーが展開されます。
物語の中心となるのは、主人公(ヨウ)が奏でる旋律です。
彼の歌声が時空を越え巡星に届くとき、原作では語られていなかった、数々の謎が解き明かされていきます。
”リアライドの秘密”や”エアリアルの誕生秘話”そして”巡星と地球の深遠なる関係”…
ゲームセンターで原作に触れた世代には、懐かしさと新たな発見が共存する感動を、そして原作を知らない世代には、壮大な物語の始まりを予感して頂けるでしょう。
主人公たちが奏でる音楽に身を委ね、時空を超えた壮大な物語を、ぜひ劇場で体験してください。

貞本義行コメント

久々の劇場作品への参加になります。初めてご一緒する監督と新たな試みも多く、あらゆる面で刺激的な作品になると思っております。ぜひ皆様にも期待してお待ちいただければとおもいます。

「アズワン/AS ONE」

2025年夏全国公開

スタッフ

監督:静野孔文
キャラクターデザイン:貞本義行

原作 星と翼のパラドクス (c) SQUARE ENIX/SUNRISE (c) ASONE製作委員会

(コミックナタリー)
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