アニメ「戦闘メカ ザブングル」を題材にした実験動画「BLUE GALE XABUNGLE SIDE L」が、本日5月14日にサンライズの公式YouTubeチャンネルで公開された。動画の監督・演出・クリエイティブプロデューサーの水崎淳平と、「戦闘メカ ザブングル」の主題歌アーティスト・串田アキラからはコメントが寄せられている。
「BLUE GALE XABUNGLE SIDE L」は、「戦闘メカ ザブングル」放送当時の映像による振り返りを挟みながら、オープニング映像などを現在の技術を用いて新たな動画として制作するもの。水崎監督は「12話の戦艦上での戦闘や、43話の戦艦同士の殴り合いなどの面白さをミックスし、CGならではの視点の変更を行い『ザブングル』の作品の雰囲気を保ちつつも新たな発見もあるのではないかという試みとして取り組みました」とコメント。串田は「初めて観る方達も昭和の作品のすごさを感じると思う。荒野をウォーカーマシンと横一線になり進んでいくシーンは感動かも!」と綴っている。全文は下に記載した。
公開に合わせて、サンライズの公式YouTubeチャンネルでは5月15日から6月1日まで、「BLUE GALE XABUNGLE SIDE L」に携わったスタッフがセレクトした「戦闘メカ ザブングル」の一部エピソードを無料で配信する。ラインナップは第12話、26話、41話。それぞれセレクト理由もコメントされている。
そのほか、本日5月14日より静岡・ツインメッセ静岡で行われる「第63回 静岡ホビーショー」では、「BLUE GALE XABUNGLE SIDE L」を上映。作品に連動した展示がBANDAI SPIRITSブースで展開される。
「戦闘メカ ザブングル」は1982年から放送されたロボットアニメ。富野由悠季が総監督、原作として携わった。
水崎淳平(監督・演出・クリエイティブプロデューサー)コメント
ザブングルの世界の“無法地帯“さはドラマとして存分に感じられますが、ウォーカーマシンのデザイン性やサイズがバラバラであることも“無法地帯”ぶりを演出する要素のひとつだと思います。
12話の戦艦上での戦闘や、43話の戦艦同士の殴り合いなどの面白さをミックスし、CGならではの視点の変更を行い『ザブングル』の作品の雰囲気を保ちつつも新たな発見もあるのではないかという試みとして取り組みました。
串田アキラコメント
40年以上経った今 ジロンが「ただいまぁー」と言いそうだ。
「疾風ザブングル」は僕にとって初めて唄ったアニソンです。
イントロを聴くとストーリーが浮かんでくる。当時のファンの方達は
こみあげてくるものがあるんじゃないかな。
エンディングの「乾いた大地」はレコーディングの時、
「この歌詞はすごい。何が起きてるんだ」と思った。
後に番組のオンエアで観て、なるほど…だった。
映像も終わりを感じさせず、まだドラマが続きそうだった。
演奏は43年前、昭和のアナログ。だけど人の愛情、Soulがある。
ライブで初めて歌ったのは中野サンブラザで
みんながペンライトなどで応援してくれました。
初めて観る方達も昭和の作品のすごさを感じると思う。
荒野をウォーカーマシンと横一線になり進んでいくシーンは感動かも!
この動画の公開でまた唄えるチャンスが増えました。
「戦闘メカ ザブングル」セレクトエピソードコメント
水崎淳平監督:第12話
動いている戦艦同士、戦艦上でのウォーカーマシンの戦闘がとても面白い話数で、コミカルかつリアルさを感じさせられます。
広報担当F:第26話
記念すべき、主役メカ交代劇の元祖!?
ジロンとラグが奪いながら、スペックなどをくわしく説明するシーンも交代劇“らしさ”が漂う演出でとってもユニークです。
企画プロデューサーN:第41話
ブラッカリィ初登場回。...の印象も霞むほど、カタカムのキャラが濃い!
圧倒的なキャラ立ちをするカタカムの雄姿(?)を目に焼き付けてください。
※水崎淳平の崎はたつさきが正式表記。
(c)創通・サンライズ
(コミックナタリー)