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今日マチ子と小玉ユキが映画「夏の砂の上」にコメント寄稿

2025/6/11 12:00

今日マチ子と小玉ユキが、映画「夏の砂の上」にコメントを寄稿した。

7月4日に全国公開される「夏の砂の上」は、息子を亡くした喪失感をきっかけに人生が止まってしまった主人公・小浦治と、彼の妹が置いていった17歳の姪・優子との突然の共同生活を描いた物語。原作は松田正隆による同名の戯曲で、治役はオダギリジョー、優子役は高石あかりが務める。

今日は「長崎特有の坂道や入り組んだ階段が、交差しては離れていく人々のよう。息切れしながらも、登り続ける。生きていくことは失い続けていくことなのかもしれない。もう届かないものがあるから、目の前の季節は輝くのだ」とコメント。小玉は「長崎の見慣れた風景のせいか、登場人物の悲しみがリアルに感じられ息が詰まりそうでしたが、あるシーンの圧倒的な解放感にやられました。私はずっと、こういう映画が観たかったんだと思います」と綴った。

コメントは2人のほか、ライターのISO、今泉力哉、“お絵描きツイッタラー”いまむー、大森立嗣、佐伯ポインティ、長井短、仲野太賀、中野量太、前田敦子、“映画好きOL”ゆいちむからも到着。コメント発表に合わせ、映画のキャラクターポスター7種と“エモーショナルポスター”4種も公開された。

今日マチ子コメント

長崎特有の坂道や入り組んだ階段が、交差しては離れていく人々のよう。
息切れしながらも、登り続ける。生きていくことは失い続けていくことなのかもしれない。
もう届かないものがあるから、目の前の季節は輝くのだ。

小玉ユキコメント

長崎の見慣れた風景のせいか、登場人物の悲しみがリアルに感じられ息が詰まりそうでしたが、
あるシーンの圧倒的な解放感にやられました。
私はずっと、こういう映画が観たかったんだと思います。

ISOコメント

坂を上り下りして浮かび上がる人生の得喪。なかには耐え難いものもある。
その苦悩に「無理して乗り越えなくていい」とただ寄り添う本作のやさしさに、
きっと救われる魂があるはずだ。

今泉力哉コメント

そこにいる人たちが皆、魅力的で。その心のうちがとても苦しくて。
いつか自分も長崎を訪れてみたいと思いました。 今の自分にとても響く映画でした。

いまむーコメント

様々な乾きに、抗う者と流されるままの者達...
瑞々しい希望という名の避暑地を見つけた時、心は希望で潤う。
この作品が1人でも多くの方々への避暑地になりますように

大森立嗣コメント

端正な佇まいをしていながら、物語は濃密で息苦しく、治(オダギリジョー)と同じタイミングでタバコを吸った(妄想で)。高石あかりという女優がとてもよかった。
暑い日にふらっと入った映画館でこんな映画に出会えたら嬉しいだろうな。  

佐伯ポインティコメント

人生で通る道は、街の大通りや明るい商店街ばかりじゃない。
登るだけで疲れる坂道や、吸い殻だらけの暗い路地もある。
だからこそ、こういう作品が社会に必要なんだと思いました。
陰影の濃い和室に差し込む光のような、美しい邦画です。

長井短コメント

ずっと疼いててほしかったのに、治ってしまった傷がある。どう足掻いても繋がってしまうちぎれた皮膚のように、ゆっくりと手を伸ばしあう人々の姿が、堪らなく美しかった。

仲野太賀コメント

季節が、街が、人生の機微を象徴しているようだった。
すべてを鎮ませる恵みの雨は、渇望する心に一縷の希望を与え、
なんてささやかで、美しい、心の繋がり映すんだろうと思いました。
素晴らしい映画でした。

中野量太コメント

一度、乾いてしまった人の心を元に戻すことは、簡単なことじゃなくて、
でも、乾いた心を潤すことができるのは、やっぱり人の湿りっ気の部分で、
そんな繊細な心模様を、背中で語ることができる、俳優オダギリジョーと、
あの雨のシーンを撮った、この映画を、僕は信用しています。

前田敦子コメント

長崎で一夏を過ごした優子の、彼女の無言の笑顔は全てを物語っている気がしました。
玉田さんの作品は本当に胸に響きます。

ゆいちむコメント

蝉時雨だけが時間を刻む乾いた街で、
置き去りにされた者同士の心は共鳴し、静かに湿度を帯びていく。
その一夏の揺らぎの中に、たしかな希望を感じるはず。

映画「夏の砂の上」

2025年7月4日(金)全国公開

キャスト・スタッフ

監督・脚本:玉田真也
原作:松田正隆(戯曲「夏の砂の上」)
音楽:原摩利彦
出演:オダギリジョー、高石あかり、松たか子、森山直太朗、高橋文哉、篠原ゆき子、満島ひかり、斉藤陽一郎、浅井浩介、花瀬琴音、光石研
製作・プロデューサー:甲斐真樹
共同プロデューサー:オダギリジョー 
製作:映画「夏の砂の上」製作委員会
製作幹事・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:アスミック・エース

※高石あかりの高ははしごだかが正式表記。

※2025/6/11 14:48追記:記事初出時、今日マチ子さん、小玉ユキさん、佐伯ポインティさんのコメントを誤って入れ替えて掲載しておりました。お詫びして訂正いたします。

(c) 2025映画『夏の砂の上』製作委員会

(コミックナタリー)
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