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「フェルマーの料理」富田涼介、坂泰斗が小林有吾の言葉紹介 DXTEENは肩を組む

2025/6/15 17:51

小林有吾原作によるTVアニメ「フェルマーの料理」の先行上映会が本日6月15日に東京・シネ・リーブル池袋にて開催され、北田岳役の富田涼介、朝倉海役の坂泰斗、エンディングテーマを歌うDXTEENの大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰が登壇した。

「フェルマーの料理」は数学者になる夢を諦めてしまった天才数学少年の北田岳が、謎多き料理界のカリスマ・朝倉海とともに、才能ひしめく料理の世界に挑む“数理的エンタテインメント”。7月5日からテレビ朝日系全国24局ネットの「IMAnimation」枠、7月6日からBS朝日で放送される。この日のイベントでは第1話の上映を挟む形で、トークショーが実施された。

上映前のトークでは坂が、岳と海の出会いのシーンに言及。今作で初主演を務める富田が「ガチガチに緊張していた」と収録の様子を明かしつつ、「僕らの空気感もシーンにそのまま出ている」とこれからアニメを観る観客に注目ポイントを語る。富田も「置かれている状況が(岳と)同じだなと感じる場面が多い」と話し、「必死になんとかしなくちゃとしている岳と、必死に演じないといけない僕と、同じような感じでした」と、いきなり料理の世界に挑むことになる岳と自分を重ね合わせた。

第1話の上映の中でも聴けるというエンディング主題歌「Change Over」についての話題では、平本が「一言で表すと“ポジティブソング”。元気づけられるような楽曲になっています」と紹介。さらに歌詞にも言及し「僕たちなりに『フェルマーの料理』に寄り添った歌詞になっています」と注目ポイントをアピールした。大久保も「めっちゃアニメの主題歌っぽい」「僕たちの普段の楽曲にはなかなかない曲調」と最初に受けた印象を語り、「観終わったあとに『面白かった!』と余韻に浸れる楽曲になっています」と作品のファンにも愛される楽曲になりたいと思いを伝えた。

上映前ということもあり、前半のトークでは第1話の見どころを富田と坂、楽曲の聴きどころをDXTEENがそれぞれジェスチャーで伝えるという無茶振りも。最初にジャスチャーを披露したDXTEENは肩を組んで寄り添う様子を見せ、大久保が「円陣を組んでいる感じ」とポーズの意図を説明。富田と坂は、肩を落とし膝を地面につく富田を坂が見下ろすようなポーズを決める。これには既にアニメを視聴済みのDXTEENの6人が思わず「おお!」とリアクション。DXTEENのジェスチャーを見た富田は「楽屋でもメンバーの距離の近さを感じました」とDXTEENの仲のよさに笑顔を見せ、楽曲についても「エンディングでハッピーな気持ちで終われるのが素敵」と感想を語った。

上映後のトークでは先ほどのジェスチャーをそれぞれが解説。富田と坂は第1話の登場シーンを再現したことを明かした。DXTEENの福田は「『Change Over』は仲間と歩むことの大切さを感じられる楽曲。6人でチームだぞ、仲間だぞを表現しました」と肩組みポーズの意図を話す。寺尾は「Change Over」のパフォーマンスは絶賛練習中だとしつつ、「ちょっと(パフォーマンスを)チラ見せできればと控室で話してたんです」と肩組みポーズが振り付けに入るかもしれないと、ファンにはうれしい情報を明かした。

MCから演じるにあたって心がけたことを聞かれると、坂は「オーディションで笑いを聴いたときこの人だと思った」という原作者の小林に言われた言葉を紹介。キャラクターに寄せるのではなく、そのまま狂気的に笑った演技で海役に選ばれたことから、「『根本は俺も普通の人じゃないんだ』と思いながら、親近感を持って演じていました(笑)」と冗談めかしつつ演じる際の心がまえを話す。富田も「そこで岳が喋っていた」と、岳役に選ばれた理由を小林から聞いたそうで、「無理にキャラクターを作っていくのがいいんではないんだろうなと思いながらやっていた」と素の自分も意識しながら演じていることを明かした。

第1話の上映ではエンディングのアニメーションもお披露目されたことから、谷口は「エンディングがどうなるか僕たちとしても楽しみにしていました。かわいい映像と音楽を一緒に届けられたと思う」と、エンディングのアニメーションとの相乗効果に自信をみせる。平本は上映前のトークでも言及していた歌詞について「小林先生に海と岳の関係性だったりを深く教えていただいて、そこをもとに作らせていただいたのでそこにも注目してもらえるとうれしいです」と改めてアピール。また岳と海の出会いが作品の中でも重要だと話し、「この出会いは忘れちゃいけない」という歌詞が印象に残っていると語った。富田は「奏でようあるがまま」という歌詞が印象に残ったことを話し、「岳も海もある意味、自分の欲望が強い。それをあるがまま行うという意味の歌詞がすごくいい」とキャラクターに重ねた歌詞に思いを寄せた。

料理が得意だという田中は、第1話を観たその日に作中に登場するナポリタンを作って食べたことを明かす。田中と一緒にスーパーで買物をし、ナポリタンを振る舞ってもらったという谷口は「岳の調理法を真似して作ってくれました。めちゃめちゃ美味しかったです」と笑顔を見せていた。またイベント終盤の告知コーナーでは最新PV、キービジュアルの解禁と併せて、レシピ動画サービス「クラシル」とのコラボで岳のナポリタンのレシピ動画が公開されることも発表。これには田中も「より完璧な岳のナポリタンが作れる!」と喜んでいた。

最後の挨拶では、DXTEEN屈指のアニメ好きで、この日も富田と坂の話を大きく頷きながら聞いていた寺尾が、まだしゃべり足りないと切り出し、「このアニメめちゃくちゃ面白くて」と楽曲ではなくアニメをアピールしだすと会場から笑い声が漏れる。寺尾は「海と岳のキャラクターも相まって、シリアスなシーンとゆるくなるシーンのギャップがすごくおもしろいです。普段アニメを観ない方でも料理が題材なので親しみやすくて、観やすいんじゃないかなと思います」としっかり魅力を語り、「もちろん僕らの楽曲も聴いてもらえたらうれしいです」と楽曲のアピールも忘れなかった。

坂は「素敵な作品になっていると感じてもらえたのではないかと思います」と第1話を観た観客に目線をやり、「この作品の核にあるのが、何かを真剣に、死ぬ気で臨む人の物語。そういう熱を持った部分も楽しんでもらえたら」と呼びかける。富田はDXTEENのメンバーがイベントの中で「初めて」「念願の」と何度も口にしていたことに触れ、「僕も初めて主人公で関わらせていただく作品です。初めてって、二度とない機会。(DXTEENと)感情を共有できたのがうれしいです」と話し、笑顔でイベントを締めくくった。

TVアニメ「フェルマーの料理」

テレビ朝日系全国24局ネット「IMAnimation」枠:2025年7月5日(土)より毎週土曜日23:30~
BS朝日:2025年7月6日(日)より毎週日曜日23:30~

スタッフ

原作:小林有吾(講談社「月刊少年マガジン」連載)
監督:市川量也
シリーズ構成・脚本:ドメリカ
キャラクターデザイン:岡本岳、柏木五月
総作画監督:岡本岳、柏木五月
美術監督:高田真理
美術設定:佐藤久美
色彩設計:渡邊安美
監督補佐:海江田美幸
撮影監督:山越康司、鎌田麻友美
CG監督:深田明日香
音響監督:本山哲
音響制作:叶音
音楽:五十嵐聡(TOKYO LOGIC)
制作:ドメリカ

キャスト

北田岳:富田涼介
朝倉海:坂泰斗
布袋勝也:遠藤大智
ウィヴィア・ミロ:永塚拓馬
赤松蘭菜:依田菜津
福田寧々:池澤春菜
乾孫六:橘龍丸
広瀬一太郎:古川慎
武蔵神楽:若山詩音
魚見亜由:永瀬アンナ

※高田真理の高ははしご高が正式表記。

(c)小林有吾・講談社/フェルマーの料理製作委員会

(コミックナタリー)
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