原泰久原作による実写映画「キングダム」シリーズ5作目となる続編が、2026年夏に劇場公開決定。甲冑姿の信が佇むスーパーティザービジュアルが公開された。
実写映画は2019年の第1作目「キングダム」以降、2022年に「キングダム2 遥かなる大地へ」、2023年に「キングダム 運命の炎」、2024年に「キングダム 大将軍の帰還」が劇場公開されてきた。スーパーティザービジュアルには「思いを受け止め、前へ。」というキャッチコピーとともに、新たに甲冑を着用し、まっすぐと前を見つめる信の姿が収められた。さらにシリーズ続編の本編映像が、本日7月11日の日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される「キングダム 大将軍の帰還」放送終了後に初公開。なお本日の「金曜ロードショー」は通常の放送時間より1時間早い、19時56分にスタートし、映画は本編ノーカットで届けられる。
原からは「実写化不可能と言われていた『キングダム』の映画が、連載13年目でようやく実現し、それがさらに、これほど長きにわたり製作されるロングシリーズになろうとは夢にも思いませんでした」とコメントが到着。信役の山崎賢人も「続編の話を聞いた時、まだまだ原作は続いていて面白いエピソードもたくさん残っていたから嬉しかったです」と綴っている。そのほか、佐藤信介監督、松橋真三プロデューサーからもコメントが寄せられた。
「キングダム」は紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描く作品。原作は2006年より週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載されており、単行本は最新76巻が7月16日に発売される。単行本の累計発行部数は2025年4月時点で1億1000万部を突破。実写映画は過去4作品の累計動員が1700万人、興行収入が245億円を記録している。
原泰久コメント
映画「キングダム」、さらなる続編の製作が決定しました!! あの「大将軍の帰還」の続きが、来年スクリーンに帰ってきます!! 実写化不可能と言われていた「キングダム」の映画が、連載13年目でようやく実現し、それがさらに、これほど長きにわたり製作されるロングシリーズになろうとは夢にも思いませんでした。まだお伝えできないことが多くもどかしいですが、過去4作を超える迫力と興奮と感動をお届けできるかと思いますので、皆さん、ぜひ楽しみに待っていてください!!
山崎賢人(信役)コメント
続編の話を聞いた時、まだまだ原作は続いていて面白いエピソードもたくさん残っていたから嬉しかったです。そしてついにこの続編を皆さんに発表できてとても嬉しいです。多くの人から「キングダム観たよ」と言っていただけて本当にありがたいと思いますし嬉しいです。大沢さん、王騎将軍が残してくれた魂を受け継いで、自分がみんなを引っ張っていけたらなと思います。さらにスケールアップしたキングダムでまた熱い夏を一緒に迎ましょう!
佐藤信介(監督)コメント
「キングダム」が還って来ます。「大将軍の帰還」の撮影から5年の時を経て、また同じチームが集まりました。常に映像化不可能と言われて来た映像を作り続け、キャストやスタッフみんな、信や飛信隊のように挑戦と鍛錬を積み重ねながら成長し、数々の困難に常に立ち向かって来ました。私たちは嬴政のようなたった一つの信念を掲げ、この長大なプロジェクトに挑んできたのです。そしてその道は続きます。身近な人に対しても、極秘裏に進めて来たこのプロジェクト。ここでしか味わえない格別な世界をお届けしたいと思います。
お楽しみに。
松橋真三(プロデューサー)コメント
「キングダム」制作チームは、持っている全てのものを注いで「大将軍の帰還」を作りました。次作を作るということは、その高みを超えようとする無謀な挑戦でもあります。しかし、王騎将軍から矛を託された信と共に、我々は進み続けなければなりません。不可能と思えることに常に挑戦してきたのが、このチームです。この挑戦を多くの人が待っていると信じ、初めて鎧をまとい、逞しく大きく成長した信のビジュアルで、続編製作の発表をしたいと思います。言えることはまだそこまでですが、とにかく凄いのでご期待ください!
※山崎賢人の崎はたつさきが正式表記。
(c)原泰久/集英社 (c)2026映画「キングダム」製作委員会
(コミックナタリー)