understand119さんがつけた評価
記憶を失ったことがある。恥ずかしながら歯が欠ける程顔面を強打した時のことだ。転んだこと、頬骨が地面に...(続きを見る)
記憶を失ったことがある。恥ずかしながら歯が欠ける程顔面を強打した時のことだ。転んだこと、頬骨が地面に当たったことは覚えている。気絶はしなかったのに関わらず歯が欠けたことは自身も「なんで?」と思う程その瞬間の記憶がない?俗にいう記憶が飛んだということだ。それだけに思い出したくもない程痛かったのだろう?それだけにヒロインの「長期間の記憶の欠損」は、本当に思い出したくもない程のショックだったことが分かる。しかし、それを思い出させるほどヒーローの執念というか愛情は深かったことがこのお話しは物語る。そしてヒーロー母並びに悪意を持つ輩たちを退け、ラスボスまでたどり着いた二人の絆の深さには感激する。ラスボスがまた記憶を失くしたことを訝る読者もいたが、この二人の強い愛の結末に免じて、ラスボスには過去を思い出さずに平穏な余生を送って欲しいと願う。巻末の特典も楽しめ、最高にお得だった。(閉じる)
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