かいなしれいなさんがつけた評価
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ちょっとだけ、冒頭だけ読んで寝るつもりがラストまで一気読み!ヤバいぞこれ、シリーズの中でも随一クラスに面白かった。話の内容、物語の構成、作りなんかもだいぶ今っぽい感じになってきたので、とっつきやすく、読みやすいです。シリーズずっと追いかけてくると、作者様が本当にその時の時流に合わせて努力されているのだな、と感じます。今作は、前回あまり明かされなかった受けの瓜生くんがかつて関係のあった半グレに近い五十公野とかいう輩につけ回されて、うんぬんです。本当にウザかった。。しかも、昔こんな人と本当に寝てたとか、瓜生さんあなた……若干、受けにはがっかり。。付き合うにしても、もう少しまともな人とつるんでいて欲しかった。でも、その後そんな自分のこと死ぬほど後悔してるのもわかるし、若い頃にはまあ、そういう失敗もするよね!と切り替えて読んでいきます。本当に、灰汁島先生だいすきなのに、ほとんど登場シーンなくて悲しかった〜〜!!ただ、事件の渦中にいるあいだ、優しく見守っていてくれたことが嬉しいですね。いろいろと思うことあったろうに、灰汁島先生のそういうところ好きですね。それに灰汁島先生も常にデットロード進行って感じで、多忙すぎ笑早坂さんが差し入れ持ってきてくれて、それ受け取ったからまだ実体はありますね、とかいう会話おもろすぎるから。早坂さんにその判断を委ねないで!とか。会話のテンポとかもかなり令和っぽいです。なんでしょうね、この何となく現代っぽい感じってどこから生まれるものなのかわかりませんが、今作は明らかに時代意識して描写されてると思います。芸能とかラノベ作家が舞台だからかな?やっぱり作家さんもアップデートされているんだな、と感じた次第です。あと、水地さんがかなり良いところで助けてくれてカッコよかった!この人続けて登場するのかしら?このシリーズでバンバン出てきた名前のついてる役者さんとかも他のシリーズの主人公とかなのかな?気になります。とりあえず、面白くて一気読みです。ショートはお正月をほのぼの迎える慈英×臣。ぶっ倒れて病院送りになったことを知る照映×未紘。瓜生の舞台見にいくために無理する灰汁島先生です。ショートも三本ともクオリティ高かった!かなり満足度の高い一冊です。(閉じる)
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