華はなさんがつけた評価
文学作品のような、だけど 上品じゃなく、むしろ 下品で、でも ゲスさじゃなくって、エロスが漂う一冊で...(続きを見る)
文学作品のような、だけど 上品じゃなく、むしろ 下品で、でも ゲスさじゃなくって、エロスが漂う一冊です。太陽に照らされてる間は 嘘の自分を貫き、お月様、そう、月じゃなくって、お月様が夜の暗闇を照らし出すと、みだらで、滑稽なくらい性欲に貪欲になる もう一人の自分をオムニバスで書いた作品集。読後、ちょっと 怖いなぁ、人間って、と、思った。たかが セックS、動物だって、セックSするのに、人間は そこに 情緒だとか感情だとか気持ちだとか、色んなもんを足すから ややこしくなる。浮気する人だって、交尾はしないものね、やっぱ どこかで、気持ちが加担されるもの。月は 本当の自分をさらけ出すのを 許してくるから、お月様なんだろうね。お天道様じゃ、そうは いかない、そこは お月様よ、お月様。ちょっとだけ、照らしてくれて、そのほうが いやらしいもの。読み応えあります。(閉じる)
>全てのレビュー(投稿:3件)