はなりさんがつけた評価
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題名のインパクトが強くて目に止まり、試し読みをしてみたところ、興味がそそられ即購入しました。
この作品を読んで得たものは、人は相手の気持ちを理解することは容易ではないということです。
王子は王子なりの気持ちがあって、姫は姫なりの気持ちがあった。
それは表面上では分からない深いところを知らなくては分からない。
深いところを知るには相手を思う気持ちを持たなくてはならないということ。
自分だけの気持ちで動いているうちは、相手の気持ちなど何も見えていない。
すべての情報をなくして、何もなくなった先に見えるものが、相手の真実だったというところでしょうか。
互いの気持ちを理解するということの大切さを教えてくれた作品でした。(閉じる)
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