口論の絶えない家庭から逃れるように、次第にベランダ伝いに裕一の部屋を訪れるようになっていく智。そんな彼が15の夏に経験したのは、アパートの隣に住む青年・裕一からのキスだった……という回想から幕を上げる本作。レンタルしてきた映画を一緒に見るふたりの関係性や息遣いが伝わってきて、智にとっての「絶対に忘れられないひと夏」に満ちる空気感が素敵です。智と裕一は10年後に思いもよらない再会を果たしますが、裕一は当時のキスのことを覚えておらず、ふたりの思いはひたすらにすれ違うばかり。アパートの隣室でのキスが忘れられず、初恋の相手である裕一の身体を強引に暴く智と、混乱しつつも徐々に智を受け入れていく裕一の関係性の変化に胸がいっぱいになります。一筋縄ではいかない再会BL、尊いですね……！ 乾いているようで熱っぽく、表情のひとつひとつに引き込まれる草間さかえ先生の世界をぜひじっくりと味わってください！

＜あらすじ＞
母親の浮気に嫌気がさしていた智はアパートの隣人である裕一と仲良くなる。誰かを好きになることはない、無意味だ、という智に「それでもきっと誰かを好きになるよ」と裕一に慰められた夏休みのある出来事。それが１０年後に初恋の死霊となって息をふきかえすとは思ってもいなかった…。

スパダリ受け is 神。仕事もできて気も遣える、女子の憧れの的である桜坂が、お隣に越してきた地毛金髪の美形大学生・高良から迫られて、滅茶苦茶にされたい欲に勝てずグズグズになってしまう作品です！
表では完璧を装いながら、実は男に滅茶苦茶に攻められてみたいリーマン!!という設定の時点で勝ちですね。お互い好奇心に勝てず始まってしまった関係ですが、さすがしっかりしているというか、桜坂はその後は誘われてもちゃんと断って普通のお隣さんになりたいと主張します。しかし「俺のことを欲しがらせる！」と高良は宣戦布告してきます。初めての快感が忘れられず疼く身体……桜坂は優しい高良にだんだんと惹かれてしまうのです。そんなとき桜坂は、高良が女の子をとっかえひっかえしてきた過去を知ってしまい……。
滅茶苦茶に犯されたい大人の男という設定がとにかく性癖に刺さりまくる一冊！「駄目だって言っても聞かなくていい」というセリフに一発ノックアウト必至です♡

＜あらすじ＞
スパダリの桜坂羽澄には誰にも言えない秘密があった。一度でいいから男に滅茶苦茶に攻められたいという――。後ろを使ったオ●ニーで、どうにか欲望を発散していたが、隣人の大学生・高良千里にその秘密を知られてしまう。そして滅茶苦茶に攻められ抱かれてしまったが――！？

自宅の玄関先に倒れていたのは、キャバの黒服でしかもお隣さん……！？偶然と必然が重なる出会いはまさしく運命と言わざるを得ません♡
最初こそ、内科医の佐伯と黒服のリクは、厄介で意地悪なお隣さん⇔小動物(リク)を気まぐれに構う、という関係性でした。「一方的に絡んでくる迷惑な奴！」だったのが、隣人ならではの問答無用のエンカウントで関係が深まっていくのがオイシイです……！家に入れることでなんだか心の距離が近づくのも早い気がします。「仕事が終わったら俺の部屋に帰ってくること！」と言えてしまうのも旨味ポイントですよね。しかし距離が近いからこそ、リクの兄がリクに向ける複雑な感情や依存、調教の片鱗が見えてきて……。表紙のドえろい印象はそのままに、ストーリーは結構重めです。個人的なイチオシは、部屋に帰れば済むものを、それでもなお一緒のベッドで夜を共にするシーン！素直になれないけど快楽に溺れるリクと、乳首＆言葉責めの佐伯先生の絡みも超濃厚です♡

＜あらすじ＞
佐伯が働くクリニックにキャバ嬢の付き添いで来た黒服は、ピアスだらけな見た目の割に、純粋で騙されやすそうな若い男。
もう会うこともないと思っていたのに、その男・リクが酔い潰れて佐伯の部屋の前に倒れこんでいたせいで仕方なく介抱することに。

金髪⇔黒髪、都会人⇔田舎者、パリピ⇔地味メン……関係性の見えない人種が一堂に会する東京のキャンパスライフ。このふたりが友達？恋人！？なんて驚きがあることも。これからの季節にぴったりな瑞々しいラブをチェック!!
東京生活を夢見て上京してきた新大学生。隣の部屋に住んでいたのは同い年の青年。友達ができたと喜んだものの、自分とはかけ離れた都会っ子でチャラパリピな隣人にペースを乱され、初対面にも関わらずついつい恥ずかしい悩みを告白してしまい……。純朴でチョロインすぎる受けは、軽いキスでもぽやぽや♡ちょっとハラハラするくらい流されやすいけれどそこがまた加虐心を煽ります!!
違うからこそ放っておけない、気になって仕方がない……。恋の吸引力に吸い寄せられるふたりの"お隣同士"な生活はどうなるのか？！

＜あらすじ＞
都会に憧れ、大学進学を機に地方から上京してきた柊千尋。新たな出会いへの期待に胸を膨らませるが、一つ問題があった。それは【超敏感体質】のせいで、まともなセックスができないということ。リア充全開なアパートの隣人・逢坂虎太にそれを打ち明けると、『身体を気持ちいいことに慣らせば感度が下がるはず』という超理論で、Hな行為をすることを提案してきて！？

ドS攻め、俺様攻めは物語の中で非日常を与えてくれる存在。そう感じている方、それでは"乙男(オトメン)"攻めは？毎朝ファンシーな手作りお弁当持参、少女漫画を愛読……。恋愛面において派手な刺激は演出しないけれど、陽だまりのように温かく且つ頼りになる存在……。そんなニュータイプな攻めが登場するのがこの作品！
憧れの少女漫画家のサイン会に、なんとお隣さんの姿が――？！まさに少女漫画のような煌めきやトキメキが散りばめられた可愛らしいストーリーです♡ツンデレ気味の受けも大変愛しいのですが、注目してもらいたいのはやはり乙男攻めの健気なワンコ気質。普段は攻めに感情移入して受けを愛でる派という方も、ふわふわにこにこ、しかも有能な攻めのスパダリっぷりに癒しを貰えるはず!!自分にとって尊く清い存在である先生に欲情してしまったことを苦悩するシーンでは「そんなことないよー！」と脳内応援上映が鳴りやみませんでした。大切にしまって何度も読み返したくなる本って、きっとこんな作品です！

＜あらすじ＞
乙女趣味のサラリーマン・桜庭渉は緊張していた。愛してやまない少女漫画家・野々恵のサイン会で、ファンレターとプレゼントを、その手に抱えながら。
しかし憧れの人を前にして、桜庭は言葉を失ってしまう。なぜなら目の前にした“彼”は、自分の隣人だったから――。

お隣さんといえば、壁の薄さがポイントになるのはデフォですよね♡毎晩隣から聞こえる喘ぎ声に悩まされ、壁ドンの申し子と化している朝日奈。ある日聞こえてきた男同士のセックスをきっかけに目覚めてしまい、その声をオカズにオ●ニー（しかもア●ニー）する日々……。壁越しの声だけでいつも欲求不満だった朝日奈は買い貯めていたあらゆる玩具を駆使して快感の海に溺れます！しかし、深淵もまたこちらを覗いているのは当然！(？)その声も玩具の音も、隣人である夜久に届いていたのです♡普段は文句ばかり言っている朝日奈ですが、いざ夜久に後ろを弄られるとめちゃくちゃ感じてしまう……！隣に住んでいるのが当たり前だった彼が、ある日突然家庭の事情で部屋を空けることになった時のモヤモヤ感は必見！
この関係ってセフレ？ただのお隣さん？それでも逢いたいと思ってしまう……そんな感情が揺れ動く様はキュンキュンすること間違いなしです!!

＜あらすじ＞
オ●ニーしたくなったら、俺呼べよ。サラリーマンの朝日奈は、隣室のヤリ●ン男・夜久の騒音（ギシあん）に毎晩イライラ。ある日、好奇心から始めた“ア●ニー”が夜久にバレて軽率に襲われてしまう！なりゆきでセフレ（？）になった朝日奈だが、次第に甘く執着されはじめて…！？

ボーイズバー勤務の一志は優しくされるとすぐに好きになってしまう激チョロな性格。わたあめが似合いそうな可愛いらしい童顔に反して、意外に男らしく筋肉がついた体型が絶妙にエロくて◎。対して隣室の蒼は寡黙な年下イケメン！酔って倒れていた所を一志に介抱されて以来、毎日ご飯を届けてくれる義理堅い大学生です。一志が帰宅すると部屋に来て手作りご飯を振る舞い、悩みを聞いてくれるという……頼れるお隣さん！そんな彼は大学で催眠療法を学んでいて、疲れている一志のためにと自分が働いている催眠マッサージ店の招待券をあげるのですが……。
アロマオイルマッサージ、催眠とくれば後の展開は……♡自分のことを好きでたまらなくなるように一志に催眠をかけるシーンでは一志の可愛さが爆発!!自分の秘めたる欲望をさらけ出されてしまい……。さらに随所に登場する乳首攻めの描写にはまさき茉生先生の並々ならぬこだわりを感じます。乳首を起たせてこねくりまわし、ねちっこく攻める描写は雄っぱい好きの方にもおすすめ！

＜あらすじ＞
ボーイズバー勤務で恋人いない歴＝年齢のクローゼットゲイ・高澄一志は、耐性がないせいですぐに周りの男性を恋愛対象として見てしまう自身の惚れっぽさに悩んでいた。そんな一志は最近隣に住む年下の大学生・伊佐木蒼と仲良くなった。
ある日、一志の悩みを知った蒼はバイト先の催眠アロマオイルマッサージ店に誘い、耐性をつけるための特訓として蒼の施術を受けることを提案し――。

一人暮らしをするため昔住んでいたアパートへ出戻ってきた龍一郎。かつて隣には天使のように綺麗なお兄さんが住んでいて、龍一郎は彼に淡い恋心を抱いていました。そんな初恋相手が今も同じ部屋に住んでいた!!というドラマティックな始まり方なのですが、いかんせんお兄さんは全裸(笑)加えて、隣室からの性活音(喘ぎ声)にも悩まされます。ヘタレな龍一郎は終始お兄さんに振り回されますが、ついに一線を越えてしまうときのギラギラとした目つきは完全にオスそのもの！主導権を握っていたお兄さんもデカ●ンでガン突きされれば、喘ぐ声を抑えられない！こんなにエロい上に蕩けた表情でキスを何度も強請るなんて反則です。けれど、このキスを強請る行為には実は理由がありまして……。壮絶な過去を持つお兄さんと龍一郎少年との関係性が明らかになるのです……。
ヘタレ男子とミステリアスな隣人さんとのやりとりをコミカルに、そして時にダークに描く本作。最後まで読み終えたときに「運命じゃん～！」と悶えること間違いなし！

＜あらすじ＞
子供の頃住んでいたボロアパートで一人暮らしを始めた大学生の龍一郎は、引っ越し早々、全裸ビッチな隣人の修羅場に巻きこまれる。だがこの全裸ビッチ、よく見ると昔も隣に住んでいた初恋の人だった。思い出の中で、何故かいつも寂しそうにしていた綺麗なお兄さん……通称「シロ」の奔放さに幻滅しつつも、龍一郎は隣から聞こえるエッチな声や、自分をからかう眼差しにムラムラするのを止められない。そんな時、シロの壮絶な過去の噂を聞いてしまい……。