暴力、モブ、ハードプレイ等々、気軽に他人にはすすめられない地雷要素の宝庫。闇の腐女子はこれを読まずに死ねません！
平凡で平和主義者の大門は、同期の小島の罠にかかって激昂し無理矢理襲った挙句、保身が頭をよぎり思わず小島の首を絞めかけます。実は大門には重たい過去があるのです。温厚な彼がむき出しにする本性にもゾクッとしますが、さらに精力絶倫でテクもあり、ふとした言動はイケメン級というギャップもまた美味♡屈折した小島も絆され、「どーしたら今夜側にいてくれんの」などと似合わない言葉を口にして赤面する可愛さよ～！ ……と、ところどころの甘酸っぱさにキュンとするのですが、実のところ小島の抱える闇は大門のそれより深く暗く、数多の男達に酷く扱われることを自ら選んできたのです。そして今一番の望みは大門に殺されること。この後も命を懸けた怒涛の展開が待っています。愛ゆえのもどかしさと悲哀をぜひ味わってみてください！

＜あらすじ＞
平和主義を自認する万年平社員の大門は、同期で営業課のエース・小島に執拗にいじられる日々を送っていた。すべては大門を辱めるために策略だったと笑いながら暴露する小島に対し、大門の中の何かがブチ切れて――！？

自殺した両親の位牌を抱えて蹲る少年・要。彼を迎えに来た無表情な執事・嘉門──。序盤から少しずつ泥沼に足を取られて重くなっていく感覚がなんとも言えない本作。嘉門が要を連れて行く先に決して明るい未来はないのだと、闇が広がる森の描写が物語ります。
要は親が遺した借金のカタに森の中の洋館で手酷い扱いをうけるのですが、その幸薄不憫受けっぷりに胸がジクジク痛んで仕方ありません。彼がなぜそんな境遇に堕ちてしまったのか、要を巡る男達の思惑や妄執が絡み合って人間の裏側が流れ出てきます……(涙)。一方嘉門は敵か味方か曖昧でありながら、要にとっては救いの存在。ドロドロした洋館の中で二人が純粋に惹かれ合う描写がたまりません。惹かれ合ってはダメな関係なのにキスをしてしまう刹那ってどうしてこう刺さるのでしょうか…(激萌)。嘉門と要のキスシーンは個人的に本作の最推しです！
洋館で繰り広げられる闇、その中で育まれる愛。ぜひたっぷりご堪能下さい♪

＜あらすじ＞
両親が残した借金を返済するため、要は琥珀館と呼ばれる洋館で暮らし、男たちの欲望の相手をさせられることに。

両親を亡くし、仕事でも上司に怒鳴られてばかり。つらい日々を何とか生きている見晴と、見晴のアパートに監視カメラを設置し、見晴の会社が倒産したのをきっかけに見晴を誘拐しバスルームに監禁したマナト。5×3メートルの部屋で、見晴はマナトに何も教えてもらえないまま毎日のように犯され、監視され、身の回りの世話をされます。マナトは見晴を怒鳴った上司の指を見晴に持ってきたり、どこへ逃走を図っても必ず見つけに来たりと異常な執着を見せます。マナトからの猟奇的ともいえるあまりに重い愛情表現に、見晴と一緒に困惑しながらストーリーを追いました……。
話が進むほどに深まる二人の歪んだ感情はまさに愛憎。健気にマナトを理解し向き合おうとする見晴と、重い過去を背負っているがゆえに見晴に強い執着を見せるマナトの不器用な愛に胸が締め付けられること間違いなし。読み応えのある歪んだ純愛ストーリーを存分に味わっていただきたいです。

＜あらすじ＞
狂気じみた愛情を注いでくる監禁犯「マナト君」は過去に見晴と会ったことがあるというが!? 15平米足らずの古びたバスルームで繰り広げられる濃密な愛憎劇

ゴシップを撮り生計を立てるフォトグラファー・学が路地裏で見つけたのは謎の美人・イオリ。世話になる代わりに、と体を差し出してくるイオリに流されるまま彼を抱く学でしたが、痣だらけなのにしなやかなイオリの身体を見て強烈な支配欲を覚えます。そんな初めて生まれた暴力的な感情に、学はイオリの首を掴み……。
学の上手くいかない感情をイオリが痛々しいまでに受け入れる。「もっと酷くしていいよ」というイオリは本心か否か。イオリが痣だらけで路地裏に倒れていた理由。そして、二人が見つけ出す愛のカタチは何なのか。見ているだけで切なくなるような二人のあいまいな関係性に最後までハラハラが止まりませんでした。暴力やセックスが繋ぎ止める感情はきっと二人にしか分からないでしょう。思わず目を覆いたくなるほどつらい描写もありながら、求めあう二人の姿に最後まで釘付けになること間違いなしです！
美しく艶めかしい作画と共依存の世界……イチオシの一作です！

＜あらすじ＞
この出会いは、間違いなんかじゃない―― フォトグラファーの学は仕事が上手くいかず自暴自棄になっていた夜、路地裏で気を失っているイオリを見つける。

子どもの頃ぽっちゃりでいじめられていた福太は、いつも守ってくれた何でもできる優しい葵兄ちゃんのことが大好きでした。しかし、ある事件をきっかけに葵に関する記憶をなくしていた福太の前に、幼い子どもの姿をした葵が現れ、そのまま同居することに……!?
「心中」を主軸にした暗闇が広がる展開ですが、上巻は「謎かけ編」の言葉の通り、伏線が散りばめられた続きの気になるラストとなっています。夢だと思って最後まで手を出さない福太に、葵が我慢できずに誘うのが可愛すぎる♡ 甘々えろえろな展開とハートフルな思い出の裏でじわじわと浸透していく不穏な空気に目が離せません……！
「回答編」である下巻では、様々な真実が明らかになり、どん底に突き落とされます。読了後は凄まじい虚無感と悲しみに襲われますが、美しく残酷な程に心に残ります。涙が止まらなくなるため、必ずハンカチを用意してお読みくださいね！ 二人にとっての切ないハッピーエンドをお楽しみください。

＜あらすじ＞
得体の知れない喪失感を抱えた福太の前に、葵兄ちゃんが昔と変わらない姿のまま現れて――!?失った記憶。それは思い出してはいけない過去。

不良のリーダー・琉は日々の鬱憤から気弱な同級生・綾人をいじめていました。いじめは徐々にエスカレートしていき、綾人は女子トイレでのオ〇ニーを強制されたばかりか、その様子を撮影した動画を教室で流され、ショックから転校してしまいます。時が流れ、ヒモとして暮らしていた琉はヤクザの女に手を出しリンチされるハメに。そんな琉を助けてくれたのが、ヤクザの若頭となったかつてのいじめられっ子で……!?
清々しい程のクズっぷりを発揮する琉が、綾人の手によってだんだんと堕ちていく姿がエッチすぎます!! かつて自分が受けた辱めをやり返すその様はまさに因果応報。綾人を「変態野郎」と罵りながらも、その顔は…♡ また、もとは優しい少年だった綾人のニヒルな笑みにもゾクゾクがとまりません！
当然の報いにスカッとしつつ、だんだんと琉が可愛く見えてしまうのはなぜなのか……公開オ〇ニーに４Pエッチ、凌辱プレイまでてんこ盛り！ 極上の下剋上BLをお楽しみください♡

＜あらすじ＞
救われたと思った琉だったが、実はその男は高校時代に琉がいじめぬいていた男・綾人だった。琉の因果応報の物語が幕を開ける…!!

先輩に誘われたクラブで見たのは、もう会うことはないと思っていた銀髪の美青年……!?
薄暗いクラブの地下核闘技場で横行していた違法賭博。闇の深い世界に入り込んでしまった大学生・悠二は、そこで試合を繰り返すボクサー・コウに出会います。トラブルから逃げ出し、試合で怪我をしたコウを休ませるためにラブホテルに入った二人。シャワーを浴びた悠二が見たのは、怪我の痛みをおしてオ〇ニーをしているコウの姿でした……！ 「痛いと勃ってしまう」というドM性癖を持つコウに付き合い、二人は関係を持ってしまうのです……！
えっちシーンでは、ボクサーと大学生らしいムキムキ肉厚な肉体とリアルなアソコ、熱量たっぷりな絡み合いを見ることができて満足感100点満点！ しかし熱々な濡れ場とは対照的に、悠二の根深く暗いコンプレックスや、コウと悠二の父親の衝撃的すぎる関係などが明らかに。孤独を耐える二人がどう関係をつくっていくのか……？ 下巻まで一気に読みたくなってしまう衝撃作です。

＜あらすじ＞
こう見えて、ドＭ父の不倫現場を目撃してしまった大学生の悠二。見て見ぬ振りでその場を去ろうとするが、美しき銀髪のボクサー・コウにぶつかってしまう。そのお詫びとして、コウに唇を奪われる悠二。もう二度と会うこともないと思っていたが……。

温かいような蒸し暑いような、「田舎」と言って誰もが想像するような閉塞的な田舎の幼馴染BLです。
マイペースな尋を引っ張りながらツッコミを入れるシロ。幼馴染同士明るくじゃれ合い、他愛のない日常を楽しんでいます。しかしシロの中に生まれた欲望のせいで少しずつエスカレートしていく暴力……。だんだんと自分が止められなくなっていくシロの焦りと絶望。穏やかな尋が見せる愛憎と独占欲を感じる表情に引き込まれます。中盤からは卒業を機に上京し、彼女と穏やかな日々を過ごすシロの視点で物語が展開します。地元も尋のことも過去にして生活するシロですが、幸せで当たり障りのない日常に少しずつ影を落とす尋の不穏な雰囲気にゾクゾクします……！ 個人的におさえておきたいポイントが、シロも尋も決して性格が悪かったり腹黒というわけではなく、お互いの言動から歪んだ愛情をひしひしと感じるところ。もうどうしようもなくなってしまう、二人の歪んだ友情と愛情の行方をぜひご確認ください！

＜あらすじ＞
閉塞的な田舎町で育った二人は、幼い頃から一緒に行動し、マイペースな尋の面倒をしっかりもののシロが見てきた。尋がなにかミスをするとシロがつっこみを入れる。他愛もないじゃれあい。それがいつしか、エスカレートしていく。